精神障害者の父を養いながら、蛇との意思疎通に逃避している少女が、権力の後ろ盾をもつ女学生から陰湿なイジメ行為を受けてしまう。学園カーストに喘いでいる超能力者の顛末を描いている、サスペンス・ドラマ。

徹頭徹尾「キャリー」のプロットを基礎にしている模倣品なのだが、キャスティングの妙が効果を上げており、演者が元気ハツラツに役柄を熱演しているため、一定のテンションを保つことができる。

とりわけ、サラサラの金髪ショートをなびかせながら、息を吸うように悪事を働く、イジメっ子のリーダー格が魅力満点。サディズムを刺激させられる少女キャラのため、ついつい彼女に対する性的なリベンジ行為を夢想してしまう。

主人公が蛇をけしかけるシーンでは、カメラに向かって怒らせたりしながら、どうにかこうにか「蛇を操っている風」のアクションを演出。全体的にカタルシスが弱いけれども、主人公のスッキリした表情に「良かったね！」と声を掛けたくなる。

虐めの物語
感想のちほど
後でまとめて書きます。
（クリップしたまま放置しそうなので）

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