これの「ファイブコーナーズ/危険な天使たち」という題名のVHSは持ってるんだけど、こんな題名でDVD化されてるとは知らなんだ。
ジョディ・フォスターの輝かしい実績の中で、ほとんど忘れ去られているような作品。でも、個人的にはこの映画のジョディ・フォスターが一番好きなんだよね。
舞台は1964年のブロンクス。かつて、幼馴染みの超危ないヤツ、ハインズにレイプされかかったリンダ(ジョディ・フォスター)。その時恋人だったリンダを助けそこなったジェイミー、横から颯爽と現れてリンダを救った屈強な男、ハリー。
それから数年後、リンダ強姦未遂の罪で服役していたハインズが出所してくるとのニュースが・・・・
不安におののくリンダに、
「俺が守ってやるさ!」とジェイミー。
「あんたじゃ無理よ、足を引きずるたびに、俺は男じゃないっ
て思い知らせれてるんでしょ!」と答えるリンダ。
酷すぎるよジョディー(T_T)。
ジェイミーを無視して昔助けてくれた頼りになる男、ハリーを
尋ねるリンダ。しかし、ハリーはケネディ大統領暗殺のニュースのショックで、キング牧師やガンジーに傾倒する平和主義者になっていて・・・・・
ここらへんが面白いんだよね。仏教にも興味を持っているハリーなんだけど、愛犬にブッダなんてバチアタリな名前つけてる勘違い野郎で・・・・・
いろいろあって、リンダの前に姿を現す凶悪男、ハインズ。
恐怖に凍り付くリンダに、ハインズが差し出す意外なプレゼント・・・・・この場面が一番のツボ! 忘れられない大好きな
シーン(けっして怖いシーンじゃありません。ホッコリさせられます)。
自分にとっては忘れられない青春映画の傑作。
もっと世に知られていい映画だと思うんだけどな。