この、何とも言えぬ東映感…！
☆(笑)
『カンフー・ハッスル』元ネタ
があるという事で観た人も多い
んじゃないかな？

食うや食わずのドン底生活から
拳で暗黒街をのし上がってゆく
チェン・カンタイ。

上海二大勢力の一人、若き
デビッド・チャン。
キザなドヤ顔に癒されます。♪

クライマックスでは、腹に斧が
刺さったままで大暴れをかます
カンタイ！狂ってます！！
敵の人数も狂ってます！！
血の海地獄ですぞ。☆

• #功夫_超空間コベ
• #カンフー

東映ヤクザ感も漂うシマ争い。ショウブラザースの近藤正臣ことデビッドチャンが腹を刺されたあとの煙草咥えながらの死闘ぶり、その後は成り上がりのヒーロー、チェンカンタイも斧が刺さったまま大乱闘、街の大ボスから階段突き落とし、さらに這い上がってきたところを2度目の突き落とし。ブチ切れMAXで階段の支柱をぶっ壊す…階段映画。悪はとことん悪、ヒーローは絶対満身創痍で絶命するチャンチェ美学がビシビシ響く。愛想尽かした歌手の娘と兄が上海を去る電車に乗り込むところに居合わせる弟子の終劇も後を引く素晴らしさ。

金城武の暗黒街を見たことがあるのでストーリーの大まかな流れは分かっていたが(元ネタは同じ人。ジミーさんの覇王拳も悪戦も同じ)やはり燃えざるを得ない(助監督はジョンウーだったりする
知っているも何も田舎から上海に出てくる青年がのし上がるというストレートなストーリーなんだけどストレートなだけに彼が悪を倒しなりか上がって行く様子は痛快だし話も飲み込みやすい
ストレートなんだけど部下に裏切られたタンと比較されるようにラスト陳觀泰を舎弟が助けに来たりラスト階段を這い上がる姿が陳觀泰の現在の立ち位置をそのまま証明したものになっていたりと細かいところも拘られているように感じられた
あと音楽がめちゃくちゃカッコいい


カンフーはもう言わずもがな（笑）
陳觀泰のパワフルなカンフーは見ているだけで気持ちがいい
劉家良や唐佳が絡んでる時点で最高なわけで特にラストの腹を割かれながらの決死の大乱闘は張徹作品の中でもトップクラスの名シーンだと思う


張徹作品の中でもストレートに面白い一本
個人的にはあと少し尺を短くして(レスラーのくだりとか)ヒロインをもっと描いて欲しかったけどそれ以外は文句のつけようのないほど最高な一本
超オススメ

あと馮克安がそこそこの役なのに敵でも味方でも出てたりして笑う(因みに先ほどあげた悪戦には陳觀泰と馮克安が出てたりする