B級映画の帝王ロジャー・コーマン監督の最高傑作とされるSFホラー。
視力を高める研究をしていたエグザビア博士(レイ・ミランド)は自分自身を実験台にし、ついに新薬の第一歩となる透視を実現する。しかし彼の健康を心配する友人と口論になりアクシデントが起こる。。。
病院が舞台の医療SFから見世物小屋への展開が予想外で面白い。教会に辿り着いてのオチも良くシナリオが秀逸だった。
サングラス→一つ目マスク→眼球の異常と主人公のルックの変化が楽しませてくれる。高視力の主観ショットもサイケデリックな印象を残した。
総じてうまく作られた佳作で、コーマン監督の最高傑作と言われるのにも納得。
※「ロッキー」(1976)のエイドリアンことタリア・シャイアがチョイ役で出演。