『少林寺三十六房』『酔拳2』の
ラウ・カーリョン初監督作。
主演『マッドクンフー猿拳』が
凄かったけど、本作でも端役で
キレある闘いを見せている。☆
しかし本作は、ちょっと分かり
にくい面白さだな、と感じた。
何と言っても、その冒頭OP。
ご存じ我らがレジェンド登場!
ティ・ロン&チェン・カンタイ
の二大武打星が、刀槍も鉄砲も
無力化させる“神打”の演武で、
その驚異を見せ付ける!
彼等が主人公か?
それとも敵となるのか?
なんて思ってたら……
出 番 そ れ だ け !!
(笑)
それきり、最後まで出て来ず。
え?
このOPって一体、何だったの?
以降、オチャラけた真の主人公
ワン・ユーが、偽物の降霊術と
神打で端金を稼ぎ回る詐欺師の
物語が続くのだ。☆
修行して強くなるのかと思えば
そんな描写も無し。このまま、
ただのハッタリ野郎で終わる
のか?結局、この映画って何?
―――心配無用!その真価は、
後半~終盤で見届けよ!!
本物のカンフー映画でした。♪
思うにあのOPは、TVシリーズ
『ヒッチコック劇場』の冒頭と
同じ、物語への導入なのかも。
「“神打”なんて、実はハッタリ
の芸なんですよ?」
と前フリした上での、
「たとえハッタリでも、強さは
本物へと昇華させる事が可能」
というテーマが読み解けます。
←…?違っててもイイや。
しばらくそう思っとこう。☆
(笑)