せびたん

キョンシー vs くノ一のせびたんのレビュー・感想・評価

キョンシー vs くノ一(2001年製作の映画)
3.5
18世紀の中国を舞台に、くノ一とキョンシーが闘います。一体誰が得するのかよく分からない映画でした。くノ一が好きすぎて無理やり登場させたようにしか見えなかったです。
しかもラスボスのキョンシーはキョンシーどうしのエッチによって産まれたキョンシーでした。なのでキョンシーどうしのエッチシーンもありますよ?笑
あっという間に成長してほぼ無敵になるらしいそのキョンシーの倒し方は無駄に複雑で想像を絶する方法でした。あほらしすぎて惚れそうになります。

個人的にはめちゃめちゃツボなんでスコア3.5にしましたが、普通に考えると2点台が妥当かと思います。子供の頃、吉本新喜劇が好きだった人(私)や今も好きな人には楽しめるかも。登場人物の間で延々と続くどうでもいい話が心の底からどうでもいいので笑えました。さすが香港映画です(←誉めてます)。
18世紀の設定なのに松嶋菜々子の名前を使ったホントにつまらないやりとりがやたら長くて呆れて笑えました。

さらに言いますとテンポよく進んでいくストーリー展開が「何でもアリ」すぎて無駄に複雑になってて楽しかったです。これでもかっていうくらいアホな展開をぶち込んできます。

しかも戦闘シーンは基本的に魔術師たちが術式を唱えるのがメインという破天荒さです。ええ、ほぼ闘ってなかったです。ひたすら術式唱えてました。この術式も、基本は吉本新喜劇でやたら長い持ちネタ見てる気分で観れました。

世間の評価と私の評価がこんなに食い違うのは「フランケンジョーズ」以来です。笑
まあでもツボに刺さったものはしょうがないです。素直に認めるしかないです。
せびたん

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