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ロバート・アルトマンのイメージズのyasu555overseasのネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

さっき映画館で見ました。

主演であったスザンナ・ヨークの原作『ユニコーンを探して』を下敷きにして、アルトマンが幻覚症状に悩まされた人妻の姿を描いた作品。ロジェ・ヴァディムとルイ・マルとフェデリコ・フェリーニのオムニバス形式の「世にも奇妙な物語」に通じて正に「世にも奇妙な物語」でスザンナ・ヨークがユニコーン(一角獣)をモチーフにした詩のセリフを語ってたのが印象に残る特徴的な作品でした。

キャスリン役のスザンナ・ヨークが見る者に移るシーンは幻覚症状の作用による居る筈もない幻の存在に過ぎなかったって事です。


キャスリンが愛する夫と暮らしてる最中に家の電話が鳴って謎の女からの電話が来て夫が浮気してるって嘘の情報を教えてた時点で普通じゃなく、死んだ筈の昔の恋人やったハゲのおっさんが出て来たり、幼いキャスリンに似た女の子(マルセルの娘)が出て来たり、娘も常に一緒にいる筈のマルセルが現れたり、これはキャスリン自身の幻覚症状の作用によって怪奇現象が起きてるんやなって理解しました。謎の女はキャスリンから幽体離脱したもう1人の分身・幽体霊であったキャスリンではないかと分かった。キャスリン自身が見た離脱したもう1人の分身・幽体霊のキャスリンなんやろ。もう1人の分身のキャサリンは間違いなくドッペルゲンガー。

幻覚症状の作用による怪奇現象と現実が絡み合って凄かった🌟🌟🌟🌟🌟