フィルム、出演者が忽然と姿を消し、予告だけしか残っていないという曰く付きの映画『ヒルズ・ラン・レッド』。映画マニアの青年タイラーは幻の映画を仲間とともに探し出そうとするが…。
これはまずプロットが大変素晴らしい。幻の映画を探せ!などというストーリーラインは映画好きにはたまらんだろう。おまけにダーク・キャッスル製だし。尺も短いし。
これぞハードコアスラッシャー!!と言わんばかりの後半からの血みどろ具合は本当に異常。キモすぎるベビーフェイスの造形、ハードコアを極め続ける監督とその娘の歪んだ関係がヤバい、ヤバすぎる(引き気味)。
ハードコア映画『ヒルズ・ラン・レッド』は秘密裏に受け継がれていく。そう、それは呪われた血筋のように…。
どうでもいいが、タイラー役のタッド・ヒルゲンブリンク(名前覚えられねえ…)は『アミューズメント』でもイケメンっぷりをプンプンと振り撒いておったが、本作でも無駄にイケメンであった(でっていう)。