チッコーネ

ハウス・バイ・ザ・リバーのチッコーネのレビュー・感想・評価

ハウス・バイ・ザ・リバー(1950年製作の映画)
2.7
妥協が目立つ無難な作品。
川辺の雰囲気は良いのだが、実際の撮影の大部分はセットで行われている。
ボート場面は、溝口の『山椒大夫』のように大きな水槽で撮ったのだろうか。
因縁深い兄弟の兄が悪者だが、実は弟にも、兄嫁との不倫に流れがちな弱さが。
その辺を透徹に追求する、もうひと捻りが欲しかった。
兄が部屋着にしている『襟がキルティングのジャケット』がおしゃれ。