ENDO

ハウス・バイ・ザ・リバーのENDOのレビュー・感想・評価

ハウス・バイ・ザ・リバー(1950年製作の映画)
4.2
極めて不快指数の高いサスペンス!汀に打ち上がる動物の死体から始まり顔隠して尻隠さずな艶かしい脚が強調される階段描写(メイド/妻の反復)と死体を入れた麻袋が破れて金髪が蛸足のように水面を激しく漂う描写が恐ろしい。オールドミスの偏見も胸糞。片輪である弟の抑圧が悲惨さに輪をかける!夜の桟橋に佇む弟に兄(一人称のカメラ)がにじり寄る不穏なショットは『死刑執行人もまた死す』同様出色!風に漂う因果応報もコントでしかなく余韻も何もあったもんじゃない!見せない演出ラングの風格に脱帽。
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