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ハウス・バイ・ザ・リバーのlemmonのレビュー・感想・評価

ハウス・バイ・ザ・リバー(1950年製作の映画)
3.5
後ろめたいと何気ないことにも恐怖を感じる。

冒頭の川。流れてくるものがただのゴミ。
この後の犯人が隣人に「いつか沈みますよ」、、、深い。


平和的なショットからの殺人シーンに至るまでの自然で滑らかな流れが素晴らしかった。エミリーの人となりがよく伝わる。

本作はラング監督にしては、技アリ!描写が先に脳裏に焼き付く。ヒッチコック風。50年を境に作風が変わるがその転換期だったのかも。


より人間らしくある人ほど(表現が難しいが)、普段通りなんてできやしないが、その点に着眼し、兄弟で対比している点は面白かった。
ただ非人間的な兄が幻影をみたり、あれ?やっぱこいつはこいつで人間か?と中途半端な印象も。

サブストーリー的な巨漢メイドの思い込みの部分は最高。違った意味で恐ろしい😆

また観るな、これも。
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