カタパルトスープレックス

劇場版 闘え!ドラゴン1 電光石火のカタパルトスープレックスのレビュー・感想・評価

2.1
和製ドラゴン倉田保昭の代表作「闘え!ドラゴン」シリーズの第一作目です。大好きな作品です😍、映画としての品質は相当に低いので評価は低いですが。愛すべき駄作。

テレビドラマ『Gメン★75』でドラゴン vs ヤン・スエは子供心にめっちゃ燃えたもんなあ。その原型がここにあるわけですよ。そうそう、これこれ!これがボクらのカンフー原体験ですよ。ブルース・リーでもジャッキー・チェンでもない。ボクらは倉田空手で育ったんです🔥🔥🔥

名は不知火竜馬!別名、ドラゴン!🔥🔥🔥

ストーリーは仮面ライダーです。変身しないだけ。まあ、ドラゴンは変身しなくてもドラゴンだし、強いし。まあいいか。問題は悪の組織はシャドウですよ。仮面ライダーの悪の組織ショッカーは「世界征服を企む謎の国際的秘密組織」ですよね。目的がはっきりしている。でも、シャドウの目的はよくわからない。なぜか慈善家を狙う。なぜ慈善家を狙うのか?よくわからないんです。

でも、悪の組織シャドウはカワイイです。雑魚の隊員たちはお揃いの黒シャツを着ています。猫のマーク。あれ?ヒョウなのかな?ショッカーの隊員並みに弱いです。怪人にあたるボスキャラは「色+生き物」の組み合わせのあだ名があります。赤い虎とか、紫の蛇とか、茶色のヤモリとか。だんだん弱そうな名前になる!😹

本作の映画としてのクオリティーはかなり低いです。テレビドラマ『闘え!ドラゴン』の総集編なので仕方ない。しかし、香港ロケ、フィリピンロケなど海外ロケが多く、お金はめっちゃ使ってます。しかも、香港スターのブルース・リャンや盟友ヤン・スエも起用しています。無駄に豪華だな!たぶん、海外ロケとブルース・リャンは倉田保昭のわがままだな。

一方で武器はちゃっちい。赤い虎(ヤン・スエ)が使う青龍刀がめっちゃ小さい!青い猫が使う三節棍もソーセージみたいに短い!そこはもっとお金かけよう!まあ、いいんですよ。思わず苦笑してしまうシーンもたくさんあります。ドラゴンは孤児院「どんぐり寮」を運営しているのですが、銀のラメのハデハデな服を着ていたり。どこで買ったんだ、それ!😹

そんなこんなで、映画としてはめちゃくちゃなのですが、愛すべき作品です。