面白かった。ドミニク・モル監督 x ローラン・リュカふたたび。シャルロット・ゲンズブールとシャーロット・ランプリング共演。
ある会社のエンジニア社員の夫婦と社長夫婦の微妙な空気漂うディナー、配水管に詰まっていたレミング(北欧に生息するネズミ)。
序盤から早々に事件は起こるわ、レミングが配水管から出てくるとか不気味なシーンはあるわで。
ヒッチコックの「鳥」みたいなのをネズミに置き換えたやつかと予想したが良くも悪くも見事に裏切られた。
精神崩壊ドラマか?リベンジドラマか?超自然ドラマか?全部ミックスしてるように思う。
仕事も夫婦生活もごく普通に堅実に過ごしたかったであろうアランの思惑からどんどん外れていく現状、それをもって精神的にやられていくような。
で、主人公はアランで彼目線の話なのかと思いきや、妻のベネディクト目線でもこの映画は語られているようにも見える。
さらに、シャーロット・ランプリングが静かにじわじわ恐ろしい。
ありがちな話ではあるけれど、雰囲気最高で面白い。
あのレミングについてもちゃんとオチあった😂