ファンロード

ノラ・ミャオ レディ・ブレイドのファンロードのレビュー・感想・評価

3.5
Amazonで1000円で新品を購入。
Happy the bestシリーズだからおそらくこれもデジタルリマスター版なのだろう。
映像は白いちらつきが終始あって、元のフィルムの状態があまり良くなかったのか。
映像からはしっかり粒子を取り去ってるくせに、ちらつきだけは残ってある謎なよくあるDVD版である。
画質はソフトで色の風合いも古い感じなので古い質感に見えないことはないが、
なんでわざわざ映像から粒子を取り去る必要があるのかなDVD版製作のバカ野郎どもは。
古い映画の古い画質は古い映画の要素のひとつなのだ。
最近の若いのは、こういう古い良さや価値観がわからないどうしようもない奴らである。
古典にいらん加工ほどこしてんじゃねーよクソバカどもが。
だいたい1970年代の映画に粒子やスクラッチがあるのは当たり前のことで、ないのはありえない。
古い時代の人間にとって、古い映像が綺麗になるのは違和感しかないのだ。
古い画質の映像を見て、懐かしいなあとか古い時代だなあ、と感じるわけでな。
さて、映画の内容はだがノラミャオ紛する女の刀不留人のチャンバラ劇だ。
ストーリーは意味わからんというか、あまりおもしろくはない。
ただ、シーンで晩餐をしてる広い部屋の趣とか、ノラミャオの衣装などが古い時代のせいで本格的で素晴らしい。
1970年代のカラー映画というのは歴史的文化的価値があるね。
本作品はノラミャオのイメージビデオだと思って観るのがいい。
若き日のノラミャオは非常に美しい。1971年作品ということだけあって、ノラミャオの顔も細い。
Happy the best版のタイトル画面はチャプター以外の余計なものはなかった。
オリジナルの予告編は見たかったが、それでいいと思う。
しかし、俺は中華文化が好きだ。
理由は1970年代に日中国交正常化や日中平和友好条約などや、
ジャッキー・チェンのカンフー映画が人気だったことがあって、
1980年代の日本ではCM、広告、雑誌、ドラマ、映画、漫画、アニメ、ゲームなどのあらゆる文化面で、
中華文化がとけこんでいたため、思い出深いからだ。
最近の時勢なんか見ると中国嫌いが多いようだけどね。
俺の世代では、中華という文化はガキの頃から仕込まれているので、中国などはとても好きで親しみがあるのである。
だから俺は中国香港台湾の古い映画ばかりを観るのだ。
あと、画面は映画館と同じフルスクリーンサイズ。
デジタルリマスター版の良いところはそれだけである。