グリズリーレイク高校の女子生徒が映画のキャラクターを模した殺人鬼に殺されてしまったことから始まる学園スラッシャー

…という体裁だったのに、始まった瞬間から終わりまで何も辻褄が合ってない支離滅裂で爆裂怒涛の展開で進む濃すぎる90分。5年前に初めて見て強烈に記憶に残ってて、今朝改めて見てみたら今見てもやっぱりマジでスゴかった。こんな言い方はベタで言いたくないけど、「クスリをキメながら作ったのでは？」といえば分かりやすいでしょうか

ストーリーは破綻しまくってる上に、登場人物も「ハエの血が流れていて、手に現れた片鱗を隠すために何故かテレビをハメて隠していたガキ大将」とか「学校に居残りさせられたまま忘れ去られて19年経った男」とか、「ダンスコンテストで優勝するために1992年の過去の自分の母（ダンスが上手い）と魂を入れ替えた女」などなど本当にめちゃくちゃで、終わる頃には頭の中に「？」が1兆個並びます。会話も元ネタすら分からないマニアックな小ネタの連発で意味不明だし、「そこ回収してる場合か！？」みたいな伏線回収もチラホラ

1つの画に入り込む情報量もえげつなく多くて本当に混乱しかない逸品。しかし、これが、何故か、クセになる…！！見る人を選ぶけど一度「体験」しておくといいかもしれません

変わった映画を観たいアナタへ。

いつもの安定した約束事で成立する映画に飽きてきたなあとか、まじめに脚本の勉強をしている人必見。あと90年代アメリカンカルチャー好きな人も☆

アメリカのスクールカーストの負け犬女子高生がプロムでの大逆転目指し奮闘中、背後では仮面の殺人鬼の惨殺事件が起きていた…
を基本に
｢インターステラー｣にもでてきたワームホールや、UFO、ずっと居残り、ハエ男の哀愁、90年代と2000年代の母と娘、世界の滅亡、スティーヴン・セガール対パトリック・スウェイジ！…が同列に語られる。
伏線が見事に回収されるという作品は普通だが、伏線が無駄に増殖する作品が本作だ。もちろん、見事(力技?)回収されるが。
なんか下品な落語を聴いてるみたい。

シネマスコープの中、原色ギトギトの配色でスローモーションやタイポグラフィ等あらゆる表現テクニックをぶっこんでみせつけられる。よくゆうPV的表現。飽きること無いというより混乱していく。そのカオスが熟成されるさまを楽しむ作品。

監督はチ○ポバイク映画の名作!!「トルク」のジョセフ・カーン。
ちょっと前のAKB「ギンガムチェック」のPV監督なんで目に触れたはず。

初見はその語り口に興奮したが、見返すとやっぱり雑。
しかし、ファーストフードの店内全メニューを注文したぐらいのやっすい満足感と楽しさはある。

注・鑑賞前パトリック・スウェイジさんだけは調べとくように。

フーバスタンク好きは殺されて当然やぜ！ハッピー！

殺人鬼が暗躍する学園でタイムスリップしたり、ハエ男あらわれたり、クマコロのちんこにしゃぶりついたり、侵略エイリアン現れたり、やりたい放題すんよ！って話

そもそもパトリック・スウェイジがセガールに勝つ？アホか、レベルが違うわ！パトリック･スウェイジがライオンならセガールはT・レックスやわ！
なんて言いたい所やが流石に巨大なグリズリーコロさんには…セガール拳もタジタジやったなぁ…、ってことはセガールはT・レックスやなくてオオカミさんくらいか？となると、パトリック･スウェイジは…仔猫ちゃんやないか！ゲラゲラ

これな、1週間くらい前に観たんやが、正直めちゃくちゃな映画やったなぁ！つって内容に関してはザックリとしか覚えてないんですわぁ
ただな、鑑賞中の多幸感はなかなかのもんでしてね、冒頭でいかにもメリケンなチア糞ビッチが盛大に殺されてくれる所から、やったー！なれる快作であり、単なるスラッシャーかと思いきや次々と起こるハチャメチャ展開に、アホやー！なれる怪作でしたわぁ

いろんなホラー映画のオマージュにホラーファンはもちろんキュン出来るともし、世代を超える映画なんやが時代時代のヒット曲がジャンル問わず次々流れるんも良いよね！
つってもマシンボーイが好きやった曲は糞ガキ共のホームパーティーシーンで流れていたThe Killsの「U.R.A. Fever」1曲だけやったけどな…
そうな、パーティーシーンと言えばヒロインのおっぱいがポロリする重要なシーンなんやが、いかんせんヒロインが全く可愛くないからおっぱいポロリも全くキュンしなくてな、ちぇ〜！おっぱい要員別の子にしろやぁ！思ってキャスト見回したけどもおっぱい見たい子1人もいなくてゲラゲラした

はぁ、多分年明け頃には観たことすら忘れる珍作でしたが、まぁ一見の価値はあるパーティー映画なんで是非観たら良い！
ちなみにセガールもパトリック･スウェイジも…活躍はするけど出演はしてないかんな！

• #殺人王に俺はなる！