SunO2

コックファイターのSunO2のレビュー・感想・評価

コックファイター(1974年製作の映画)
5.0
呑気でええ。ロリー・バードが助手席、カメラが後部座席にいると『断絶』の続編みたいな軽い目眩が。世界的にも珍しい闘鶏映画。当時のアメリカでさえ動物愛護団体から妨害を受けるアングラなギャンブル競技なワケで、作ってる最中に迷いはなかったのか。この映画最大の勝因は、主役の「優勝メダル取るまでオレは喋らねえ!」という謎のサイレント縛り。手話ですらないジェスチャーが面白すぎる。近所だか、親戚だかのオバサンに会った喜びを表現するのに車の屋根に上るトコロで感心。たかがニワトリの喧嘩で家まで売るのは狂ってるが、それをナチュラルな日常のようにやり過ごすのがヘルマン流。川岸のラブシーンが美麗+おっぱい。撮影はアルメンドロス。まとめると女には男の趣味の世界は分からんというお話で「賭け試合」というメインテーマも『断絶』と一緒。
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