スピルバーグやスコセッシの育ての親であり映画史上最重要プロデューサーの一人、ロジャー・コーマン製作の唯一の赤字作品。
史上初のニワトリアクション映画!(お話的にも画的にも地味すぎる)。
人としてはダメダメで隙だらけなんだけれど、なんか憎めなくて愛おしいおっちゃんっているじゃないですか?まさにそんな映画でしたね。超地味だし緩い映画なので万人には勧めませんが私は偏愛します。
自分の信じるもの、好きなものを追い求めるってやっぱり素敵なことだと思いましたよ。亡きハリー・ディーン・スタントンを拝めたのも良きでした。
P.S.
以下、ロジャー・コーマンの本作への推薦コメント抜粋↓
「制作時に私は誰も考えたことのない<闘鶏の映画化>という、全く新しい事を成し遂げようとしている高揚感に包まれた。公開後、何故それまで闘鶏映画が無かったのかが解った。誰も闘鶏の映画など観たくなかったのだ。でもこの映画はいい映画だ。―ロジャー・コーマン」