まめだいふく

オートマティック2033のまめだいふくのレビュー・感想・評価

オートマティック2033(1994年製作の映画)
3.0
 「‶オートマチック” は暴力が嫌いです」

 究極の人型セキュリティロボット ‶オートマチック” を開発した大企業ロブジェン社。試作品である ‶オートマチックJ269” の発表を控えた前夜、残業のために会社に残っていた女性社員ノラがセクハラ上司に襲われる。彼女を救ったのはJ269。しかしJ269は誤ってセクハラ上司の命を奪ってしまう。
 オートマチックの開発に社運をかけていた社長のマークスは、この事実を隠ぺいするためにノラとJ269の抹殺を企てる。そして暗殺を命じられた特殊部隊がロブジェン社に侵入。
 かくしてロブジェン社のオフィスビルは戦場と化すのであった。

 大半がビル内でのバトルということで、『ダイ・ハード』を彷彿とさせる。
 J269はいわばキレイなターミネーターというところか。と言っても、撃たれた箇所を手で押さえて痛そうな表情をしたりと、とっても人間的。

 制作時期が時期なだけに仕方がないとはいえ、2033年が舞台の話なのにスマホがないことに違和感。今だからこそ言えることでもあるけれど。

 設定やストーリーはなかなか面白いし、終盤の衝撃展開にはビックリしたし、個人的には掘り出し物だった。現在の技術でリメイクしたら化けるかも。誰かやってくれないかな。もしリメイクするのであれば、J269役はマイケル・ファスベンダーで。
まめだいふく

まめだいふく