RIO

密告者のRIOのレビュー・感想・評価

密告者(1990年製作の映画)
3.8
1979年 ポーランドのグダンスク
常に政権下No.6についているヨゼフ・ブルスキ

25年間の忠誠が西側と東側とに
分かれる冷戦下で翻弄される
財産などはすべて国のもの
みんなで共有し密告し合う

議長からも部下にも信頼されていた
ブルスキはある日突然
解任されていた
国から厚い恩赦を受ける生活を送っていたのに
それが突然すべて消えてしまった
地位だけでなく
ブルスキの存在そのものを

ブルスキに誘う西側への協力
陰険な感じが不快感を煽り
何とも言えない苦しさ

全てを明かすスロバワ議長の
冷酷さはホント心が凍る

失意のどん底から這い上がるブルスキ
男らしい厚みを感じる
最期は不意を突かれて
ドナルド・サザーランドのいぶし銀さに参った
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