あるぱか

ヨコハマメリーのあるぱかのネタバレレビュー・内容・結末

ヨコハマメリー(2005年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

横浜出身でもなんでもない25歳が観ると、正直最初はジョーカーか、と言わんばかりの風体にやや後退りしてしまった。
ところが、メリーさんに関わった人々のインタビューを通して、会ったことも見たこともないメリーさんの像が段々と形作られていき。初見の偏見は次々と取っ払われていった。
手探りながら取材が進んでいく行程が良かったし、写真がすごくきいていた。
ラスト、メリーさんが白装束ではなく自らの名前で生きていたことは、彼女なりの節目の現れだったし、物語としても上がっている感じがして、ドキュメンタリーだけど、どこか映画のような、二つの見応えがあった。
監督の執念を感じた。
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