退役軍人病院を舞台にしたエンタメ医療もの。
病院のエントランスで銃乱射事件からスタート。つってもガチのヤツじゃなくて、ただのフックで犯人おとがめなし。
傷痍軍人の医療問題がテーマかと思いきや、患者のために確信犯的に違反行為を繰り返してる医者チームの活躍がメインだった。
運営側や看護師たちの一部は敵なんだけど、ベテラン患者の助けもあって成り立ってる。
なんとかして医療器具を揃えて、すきあらば手術をするという展開でクライマックスは胸熱。こうであってほしい医者の姿がそこにある。「赤ひげ」みたいな説教臭さもないのがいいね。
呼ばれたFBIも事情を察して、横暴な院長には従わないという痛快展開。
ただしこれはあきらかに嘘くさくて、やっぱりありえない世界の話なんだよなぁと、寂しくなるまでがワンセット。
嘘でも楽しい夢を見せてくれるのが、ハリウッドエンタメの役割でもあるので、その点においてそうとう名作だと思った。
ぜんぜん期待してなかったけど面白かった。
