退役軍人専門病院が舞台の医療ドラマ。
軍務と直接関係のない症状では治療はできないという連邦法99条の規定に乗じて、非人道的に患者を次々に切り捨てていく政府と院長。しかし、そんな人命よりも経費削減を優先する上の者たちに反抗し、懸命に患者を救おうとする一握りの医師たちの奮闘を描く。
患者のために力の限りを尽くす医師ルディを演じるレイ・リオッタがとにかくかっこいい。正にヒーロー。そんな彼に、はじめは振り回されがちながらも、次第に彼に感化されていく実習医のピーターを演じるキーファー・サザーランドも良い。
テーマはなかなか重い感じだけど、意外とコミカルに描かれている。だけど、メッセージ性は十分に伝わってくる、かなり見応えのある傑作。
