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最果ての地のtransfilmのレビュー・感想・評価

最果ての地(1999年製作の映画)
3.2
監督でもあり、脚本家でもあり、
俳優でもあるジョン・セイルズが脚本と監督を務めた作品。

僕はこのサイトでフォローしている方のレビューをみかけるまで、ジョン・セイルズの事を知りませんでした。この人は脚本家&映画監督としてはアメリカでは高評価されてる人みたいで、今までに2度アカデミー賞の脚本賞にノミネートされてるそうです。

この映画はジョン・セイルズの代表作品ではないみたいだけど、一番簡単に観れる映画だったので観てみました。(クリス・クーパー主演でアカデミー賞脚本賞ノミネートの「真実の囁き」はたぶんDVD化されていないようです・・残念)

静かな大人向けドラマと言った内容で、観る前のイメージ通りの作品でした。主演の人、時々脇役で見かけますけど、静かな映画にピッタリの人だと思う。
中盤までは大人のラヴストーリー寄りの映画で、終盤はヒューマンドラマの要素が強いと思った。

かなり地味な映画です。地味なことがマイナス要素とは全く思っていないけど、この映画の登場人物のキャラクターやセリフ回しがそこまで好きではなく、あまりはまれなかったかな。

登場人物の「会話」でほとんどが成り立ってる映画で、俳優の演技面にこだわりを感じる映画です。逆に、終盤を除けば映像面ではあまりこだわりを感じない映画でした。
映画の終わり方は、好きな人は好きだと思う。
僕自身、こういう終わり方をする映画は割と好きだったりします。
ただ、個人的には、この映画の場合は、映画全体を通しての内容とラストのつながりがちょっと弱いと思うので、深い余韻が残る・・という感じにはなれませんでした。

でも、まあまあ良い映画だとは思う。
この監督の映画は他のも機会があったら観てみたいです。
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