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娼婦ケティのotomのレビュー・感想・評価

娼婦ケティ(1976年製作の映画)
5.0
序盤の変態率と汚物感が凄い。特に帽子屋の影絵。19世紀オランダのどん底貧民の図って事で悲惨な感じなのにケティの描写のせいか全然暗くないのが良い。成り上がりの分岐点でちょいちょい登場する自由の女神モチーフ。ラ・マルセイエーズ爆唱で民衆率いるかと思いきや玉の輿って事で、後ろに飾ってある絵はどこ吹く風な具合。超個人主義なたくましさがないと生きて行けんって云う。面白かった。
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