このレビューはネタバレを含みます
ヴァーホーヴェン節と彼の監督としての手腕が光るシンデレラ・ストーリー。
オランダ語とアムステルダムの風景が美しい。汚い面も含めてオランダを感じられる佳作。
不屈の精神。本当の意味で生きているとい…
ヴァーホーヴェン節は、初期の頃から炸裂してたっぽい。
原作は、ネール・ドフの自伝的小説『飢えと窮乏の日々』とのこと。
オランダの極貧家庭に生まれた少女ケティのたどる数奇な運命…と言っても、そこはヴァ…
史上最悪の影絵だった…。
貧困の厳しさを目の当たりにした。
貧困でも幸せだなんて幻想は切り捨てて、本当の貧しさと不幸が描かれている。
それなのに主人公は良い意味で能天気であり純粋な自由人だから悲観…
ヴァーホーヴェンはどれだけでも私を魅了してくれる。さして遠からず、私達はケティと同じ道歩んでる。自伝が原作だからどこまで演出か分からないけど、ケティに共感しっぱなして、こんなに時代を挟んでも国も違え…
>>続きを読む液体、というかありとあらゆる種類の濁水が常につきまとう映画であることは明白。これら濁水の一般的な汚らわしさが意外にも外部性戦略としてのみっともなさに回収されないのは、モニク・ヴァン・デ・ヴェンの立ち…
>>続きを読むベネデッタの原型か。時代に抗い,型に嵌らない不屈の精神に驚愕しながらも,皮肉めいた彼女の"お金が全て"の説得力に納得させられる。血や洗剤,水,色んな液体の嫌~な魅せ方も,鏡や影を使ったトンデモ演出も…
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陰絵→全裸男の衝撃、、
前半のやさしさのなさに、男は全員汚らわしいと思い込むところだった、芸術家たちに出会ってもしばらくは安心できず、
親とか子とかなんて考えにも及ばない、ただ自分が生きるため
窮地…
クソ生意気など根性娘の成り上がり一代記をお下品な映像で描く、という点では、伝説の『ショーガール』に通ずる。貧困→レイプ→娼婦落ち(しかも実母に売られる)、という『名前のない女たち』ばりの王道転落ぶり…
>>続きを読む最後に出てくるテロップによって本作の主人公であるケティは実在の人物をモデルとしたキャラクターであり、事実に基づいていると語られる。
加えてそこには「不屈の精神」だとか彼女ののし上がり人生を肯定するよ…