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襲撃者の夜のバロウズのレビュー・感想・評価

襲撃者の夜(2009年製作の映画)
2.6
鬼畜作家ジャックケッチャム原作のマイナー食人映画。
アメリカ、メイン州の沿岸部で人知れず殺戮を繰り返してきた食人一家。一軒の家に狙いを定め血祭りにあげる。長年彼らを追ってきた元刑事は被害者家族の少年の助けで食人一家を追い詰めようとするが…

続編にあたる「ザ・ウーマン 飼育された女」が見たかったので、ついでにと思い鑑賞。原作は未読です。

まずケッチャムの小説「オフシーズン」の続編「オフスプリング」の映画化なので、いきなり続編を見せられるわけだから話が繋がらない部分が多いし、食人一家の家族関係とか説明不足なので分かりづらいです。あの性奴隷みたいなオッサンは何だったのか。
おまけに画質が異常に粗くピンボケしてるし、80年代ぐらいの映画かと思ってたら2009年って書いてあって驚愕した。演出や音楽も含め一昔前のC級映画みたい。

警官たちが襲撃されて一斉にぶっ殺されるシーンとか唐突すぎて笑った。ホラー映画に登場する警官は無能と相場が決まっていますが、これはちょっとやりすぎでは。
下衆の極みDV夫とかこいつ登場する意味あった?活躍するのかと思ったら最期までドクズのままだし、もっとうまく本筋に絡められなかったのか。

ただハードルを下げまくって見たからか、この手の食人グロ映画としてはそこまで酷い出来だとは思いませんでした。
冒頭の襲撃シーンや、満面の笑みで人間をバラバラに解体する子供達、生きたまま腸引きずり出しなどインパクトあったし。食人族赤ちゃんのおっぱい攻撃!、鉄の入れ歯で性器や全身噛みちぎりとか超痛そう!

ケッチャムが検死官役でカメオ出演していたり、
母親役のエイミーハーグリーヴス(ホームランド、13の理由)、食人女役のポリアンナマッキントッシュ(ウォーキングデッド)など海外ドラマ勢が活躍しているのも見どころでした。
でもそこらのレンタル屋にはまず置いてないので、探してまでみる価値は無いです。
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