ベビーパウダー山崎

密告の代償のベビーパウダー山崎のレビュー・感想・評価

密告の代償(2001年製作の映画)
3.0
ジョン・フリン最後の作品、おそらくVシネ。『軍曹』から始まった表現者としての長い旅の終わりもやはりスティーヴン・ボールドウィンとピーター・ギャラガー、男同士の「映画」になっていて、その関係は友情というより愛情のようにも見えたりしてジョン・フリンお前貫いたな、と嬉しくなってしまった。映像は激安王レベルなのでチープだけど、所々で描かれる乾いた暴力は健在。飛び跳ねるほどの面白さを期待しなければ、男と銃と復讐。これでジョン・フリンは十分。大好きな作家、お疲れさまでした。