アンチ・ディズニーとでも言おうか、背景やモブキャラの悪意ある猥雑なアニメ表現、そして明らかに気合いの入ったホリーのセクシー描写…は、見ていて楽しかったです。
多くの方が指摘されている通り、やはり難はストーリーにあるかと。
ブラピ演じるフランクは、異世界へ呼ばれるきっかけ(?)となる展開に「切なさ」「禍々しさ」が感じられて結構期待できたのですが、その後、強い目的が発生せず。
ホリーの作者・ジャックは、そもそも異世界へ呼ばれるきっかけ(理由)が弱い。(もっと現実世界での“非モテこじらせ”描写強調してよ!)
話に強い目的が生まれず、「問題の発生」と「解決手段の提示」はどうにも行き当たりばったりな印象。
「ロジャー・ラビット」観た後では、やはり物足りないかもしれません…