第16回アカデミー賞で作品賞にノミネートされた有名な西部劇だそうですが、自分は全然知りませんでした。
タイトルから、牛を盗む盗賊集団とそれを追う正義の味方たちの“正義対悪”と言う典型的な西部劇かと思ったら全然違う。
法とは?良心とは?そして、正義とは何か?を問いかけ考えさせられる作品だった。
それにしても怖いのは自分正義と群衆心理。
最近、自分の絶対正義を主張して人を過剰に自分の正義だけで裁こうとする連中が多いですが、この映画はそういう正義マンの暴走がどんなことを引き起こすのかを描いてる、まさに絵本や昔話のような教訓作品です。
75分という短い尺だけど、どきどきハラハラ非常に見応えがあります。
当時38歳の若きヘンリー・フォンダも無茶苦茶格好良い!
でもカーターとクロフトはこの町の人間じゃないのに、なんで町の人々をよく知ってるんだろう?
昔の人って(特に南部とかは)しょっちゅう馬で移動して流離ってるから顔見知りなってるのかな?
その辺が疑問でしたな。