たてぃ

バトル・オン・ザ・ボーダー ノルディック 極寒の攻防のたてぃのレビュー・感想・評価

3.8
ジャケットに写ってる戦車出てこなかったやんけwww北欧らしくアクションではなくサスペンス要素が強かったです。あと、邦題に「ナチス」とつけなかったのはもったいない…レビュー数がもっと増えてたはず…

第二次世界大戦下で中立国だったスウェーデンが舞台で、原題の「国境」の検問所に勤める軍人が主人公。その国境の向こうはナチス占領下のノルウェーで一歩でも入れば容赦なく撃たれても仕方ない状況で、一方こちらから撃つのは中立国としては外交問題に発展する為出来ない…そんなある日、同じ職場の主人公の弟と同僚が行方不明になり、捜索するとその同僚の死体がノルウェー領内で発見。弟はナチスに連行されたと考え引き続きノルウェーで捜索するがナチスが放っておくはずもなく…

クライマックスのナチスの施設での戦闘シーンは主人公も敵の施設に潜入する為ナチスの軍服を着てるのでどっちが敵か味方かが非常にわかりにくかったです…ただし、殺害シーンはグロかったのは評価出来ますかね…サスペンス要素としては、途中から味方からにも狙われたり、ノルウェーでレジスタンス活動してる人が出てきたりと、ストーリーとしてはよく出来上がってたかなと思います。スピード感は別として。

冒頭のテロップでも紹介されてましたが、大戦中にスウェーデン兵が300人近く消えたようです。中立国だからといって決して平和ではなかったことを訴えたかった作品だと思います。
たてぃ

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