火の玉ジョニー

夜は俺のものだの火の玉ジョニーのレビュー・感想・評価

夜は俺のものだ(1958年製作の映画)
3.0
いったい誰にとって夜は俺のものなんだ?

沢本忠雄さん主演のクライムサスペンス
つーても沢本忠雄さんは巻き込まれるだけ

もっと巻き込まれたのは町医者をしてる沢本さんのおじ一家
菅井一郎先生たちね

宝石強奪犯4人の男女
警官との撃ち合いでひとりケガをしてその妹が不良仲間?の沢本さんにたすけを求めたことから菅井おじさんの診療所へ!!

てか瀕死のオトコを救うには救命医療機器が完備されていない診療所での対応には限界が!

んなこと知るかい!
おまえんとこで治せ!!って無理偏にげんこつの犯罪者たち

診療所ジャックして籠城!

外部に知らせようとした看護士の女性に暴行するわ反抗的な娘のなっちゃんにも暴行するわ…

そりゃなっちゃんが一番毅然とした態度だったもんな
自分の誕生会まで没にされて怒りまくりよ…

いまひとつわからなかったのはこの4人組、最初に仲間から抜けようとしたオトコを射殺してる

ネタバレになっちゃうけど最後には診療所に運び込んで治せ!と迫った瀕死のオトコすら見切ってるわけで…

この重傷者にこだわってたのは唯一妹だけじゃないか
ほかの連中は隠れ場所として診療所が欲しかっただけ?

にしても沢本ぼんも菅井おじも頼りない
いったいなにをしてこの局面を乗り切るつもりだったのか…

やっぱ頼りになるのは娘のなっちゃん!!

ほかに書いてる人もいるけどラストにホント驚愕のシーンが見られます!

え?
で?
無傷?
みたいな…

まったく説明がつかないような超常現象が起きるラストこそこの作品最大の見せ場です

いや…
これ映しかたの角度とかに問題あるのかな

ってことで…
いったいこの夜は誰のものだったんだ?

この短い尺のわりにはなかなかツッコミどころの多いクライムサスペンスだったよ