シーリン

幸せがおカネで買えるワケのシーリンのネタバレレビュー・内容・結末

幸せがおカネで買えるワケ(2009年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

ホームコメディと言うよりはホームドラマかな。そんなにドタバタ笑いがある訳ではないし、かと言ってシリアスでもない。
ビデオジャケットの裏に書いてあるように、セールスのための架空の家族の設定が面白い。
現代的に言えばステルスマーケティング、インフルエンサーによるセールスなんだろう。
住宅販売にも、モデルホーム?のような他人が見学に来る設定も日本にもある。
実際のユーザーの声が反映されると言うのはマーケティングとしては良いが、この映画はそれをビジネスとして、擬似ファミリーを作っているところがポイント。
ジャケットの解説読まずに観たら、更に面白かったかも知れないですが、読んだ後でもストーリーとして楽しめました。
娘役のアンバーが不倫で傷ついた時に、父親役が『家に帰ろう』と言うセリフがイイね。ここで家族らしくなってくる。
でも、隣家で起きた事件で、父親役が大勢の前で真実を話すと、他の家族は逃げていってしまう。この設定もいいです。ここで皆んながsorryと言って、全員が仲良くなるというストーリーもあるけど、そうでないのが良い、悩み続けるのもまた良いと思うので。
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