裏切りのサーカスのてくのすけのレビュー・感想・評価

おっさんばかり出てくる極上スパイ映画。派手なシーンはほとんどないけど、線路が切り替えでカチリとなるシーンやらエレベーター開いたらバッチさんが立ってるシーンやら、いちいちシャープでイカす映像がステキ。時系列が入り組んでて混乱しそうなので集中は必要。

若いのがバッチさんとトム・ハーディくらいしかいないのもあって、全体的に滲み出る腹黒さ、胡散臭さが際立つ。同時にくたびれた感ややるせなさというものも醸し出している。ラストの意味深な感じがまた味わい深い。