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ワイルド・ガールのicoのレビュー・感想・評価

ワイルド・ガール(2008年製作の映画)
4.5
大好きエマ・ロバーツのティーンムービーなら間違いないだろうと思ってみたんだけど、かなりいい意味で予想外の展開。
冒頭の西海岸のリッチギャル高校生ポピーはまさに"エマ・ロバーツ"のイメージなんだけど、そこからイギリス田舎の全寮制女子校に転校してルームメイトたちと仲良くなっていく姿がとにかく良い。素晴らしいシーンが多すぎる。
寮がボロいからPurellのサニタイザーがないと無理っていう固有名詞が出てくるのとかはまさに私がこういう映画に期待するポイントなんだけど、学校に馴染んできたポピーが学外に出かけるシーンで、サニタイザー忘れたことでバスに1人乗れなくなるのをルームメイトたちが手を差し伸べて飛び乗った時に、爆笑してる彼女らをみてこの映画は最高ですね、となりました。
途中、恋愛メインになるかと思いきやおまけ程度に収まってたのも意外で良かった。でもあのシーンでadeleのchasing pavements流しちゃうのは笑ってしまう。今となってはありがたいのだけど。
所々に不思議の国のアリスのオマージュが差し込まれてることはかなり後半で気がついた… ハリエットのラクロスはヘザースのオマージュかと思ってたけど、ハートの女王のほうかもしれない。
やっぱエマって最高。ありがとう。
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