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気狂いピエロの決闘のTaTのレビュー・感想・評価

気狂いピエロの決闘(2010年製作の映画)
4.0
狂気の連続!ここまでやってくれると生まれる心地良さ。愛から生まれた狂気の戦いなのだけれど、最後は愛そっちのけで開花したエゴとエゴのぶつかり合い。間に挟まれた彼女の悲痛さが...(種を蒔いちゃったのは彼女ですが)。

自分の顔に苛性ソーダを塗りたくり、アイロンで顔を焼いちゃうハビエルとブラックジャックの失敗作のようなセルヒオ。清々しさを感じるほどの歪みっぷりには歓喜の声をあげたくなりました。
あと個人的にはジャッカス的バイク野郎が好き。ああいうのにはロマンを感じます。

この映画を見て、そういえば幼稚園ぐらいの頃はピエロとかマックのあれとかを見ると泣き出す子供だった事を思い出したのですが、そのピエロに歓喜させられる今は少しは大人になったということなのでしょう。笑
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