ゆみな

愛の運命 -暴風前夜-のゆみなのレビュー・感想・評価

愛の運命 -暴風前夜-(2010年製作の映画)
3.1
キム・ナムギル目当てに観賞。
これね、彼のファンなら観て損はない映画だと思いますけど、それ以外の人が観るとちょっとガッカリするかも…。

まずストーリー展開が波乱万丈すぎて、しかもそれが短い時間に無理矢理詰め込まれた印象があるので、どうにもその波に乗り切れないんですよね。しかも、恋に落ちる2人の描写が少なすぎて、全く感情移入できない…って言うね。恋愛映画ってやっぱり恋に落ちる過程がとても重要で、そこをおざなりにしてしまうと結局最後まで薄っぺらい物語になっちゃうと思うんですよ。
確かに映像的にいいシーンはあってさ、かなり心に残るんだけども、それをやりたいが為にそういう展開にしたのかな?って勘ぐってしまうような…。どうもストーリーに納得いかないんだよねぇ。

同性愛、殺人、冤罪、投獄、脱獄、エイズ、レイプ……って並べただけでもお腹いっぱい(笑)
まあ、ナムギルさんの萌えシーンは沢山あるよ。囚人服の着こなしとか、自分で注射針刺したりね、料理作ってるシーンも好きだし、口下手な感じも可愛かったし。やっぱりエイズ感染者の役だから結構体重落としたのかなぁ?顔周りがやけにスッキリしてた印象。
物凄くガッカリしたのがね、暴風前夜ってサブタイトルにあるように、そこでやっと2人の想いが繋がるのにね、とにかくベッドシーンが微妙すぎるんですよね。もう肩から上のキスシーンしか映さないとか有り得ない!女優側からNGでも出たのかなぁ?理由がなくてあの撮り方だったら最悪としか言いようがないですよ。もうさ、ケツから腰のラインが好きなのに!バッグショットが好きなのに!別におっぱいとかちんこ見せろとか(見せてくれるなら見たいけど)言わないから、ちゃんと肌色部分沢山みせてくださいよマジで!あ、ちょっと怒りのあまり興奮しすぎちゃった(笑)

ラストはほんとに綺麗に終わります。
きっとこれがやりたかったんだろうと思いましたけど、私もこういうの嫌いじゃないのでホロりとしてしまいました。映像も儚げで切なくて美しいんですよね。ラストがこれだから許せたかな。まあまあでした。
ゆみな

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