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恐怖の影のHKのレビュー・感想・評価

恐怖の影(1971年製作の映画)
3.0
少女ソンドラ・ロックが部屋で人形に話し掛けるのは父のロバート・ショーが出て行った所為かも知れない。ある日のこと、ショーが愛人サリー・ケラーマンを連れてやって来て、離婚してくれ!大好きだったパパがもう帰って来ない…と思ったその夜、母と祖母が殺害されて警察は遺産目当てとショーを疑うが、アンタが殺したのね!ロックは人形に怒っていた。さらにその夜、愛し合うショーとケラーマン…だったが声がひとつ多いのはなぜか?耳を澄ませば、パパ~!って言ってるような…ド気色悪い!とケラーマンはベッドを飛び出した。このファザコン・スリラーを監督したのはキャメラマンのビル・フレイカーで、衝撃的としか言いようがないオチは俺の中で語り草となっている。まったくチン作とはこのことを言うのだろう。興味深いのはやはりキャメラマンのゴードン・ウィリスは監督作でも自分で撮っているのにフレイカーはラズロ・コヴァックスを起用しているということ。その件についてはブログでささやかな考察を試みた。
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