がっつりB級アクション。途中まで邦画と思って鑑賞していましたが、意外や意外フランス制作映画。
なぜこんな作品作ろうとしたのか、全くフランス人の感性って・・・
物語は、世界征服を企む不死身のサムライ”コデニ”(クモ男)と、彼を追う藤原警部(倉田保昭)の壮絶な闘いを描いた物語。ってことらしい・・・(謎)
でも主役は、藤原警部の娘と同じ事務に通う、フランスの青年マルコ(シリル・ムラーニ)です。恐らく・・・
本作の「SAMURAI」=”日本刀”程度にしか捉えられていない何とも安易なタイトル。
しかも、「イニシエの怨霊」+「格闘ゲーム」といった、とんでもコラボが物語の軸となています。
もうね。ラストバトルなんか、ただ唖然・・・
それに、藤原警部の娘役のユミコ(メイ・アン・リー)は何とかならんのでしょうか!?
台詞の棒読み。日本語が喋れないのなら字幕でも良いのに・・・
他の脇の大根役者の酷さにも苛立ちながらも、唯一救われたのは、お笑い担当のナディール(役者不明)でしたね~
ほんと実力無いくせに格好だけは一人前。そんな彼がトホホな物語を和ませてくれました。
アクションの出来は予想以上。中々頑張っているレベルです。
その中でも注目の倉田保昭さんの剣さばきは流石。彼の一太刀は重みがあります。
アクションの質はやはりほかの役者よりも一枚上手。
これだけでも本作を見た価値はあった。ホッ。
そんな倉田保昭さんのコアなファンの方に、本作お勧めできるかな?