よびちゃん

ケイゾク/映画 Beautiful Dreamerのよびちゃんのレビュー・感想・評価

3.6
「SPEC」へと続く物語を描く連ドラ「ケイゾク」の映画版。シリーズ完結作。訳わかんないけど嫌いじゃないです。よくこんな不思議なものを世に出したな。

・ケイゾク
迷宮入り事件を担当する部署の奮闘を描いたドラマ。暗い雰囲気と気の抜けたギャグ、後味の悪い終わり方がクセになる。風変わりな刑事ドラマだと思いきや、次第に超常的な力が実際に存在するかのような展開になり、ラスト3話は呆気にとられる。TRICKやSPECのもとになる要素、演出も多い。渡部篤郎の真山がかっこよすぎる。
(・特別版 内容薄くてビビる)
・映画 beautiful dreamer
オープニングが最高にカッコいい。コントラストが高くてザラザラした画面でなにこれ?!と調べたら銀残しという技法でセブンやマトリックスでも使われているらしい。全編そうなんだろうけど、良さが特に出ているのは序盤だな。
事件自体は凡。最後30分で本質を見せてくる。SPEC結のラストと同じことを描いていると思った。SPECを見ていたから解釈できたものの、自分が当時の観客だったら呆然としただろうな。このあと続編が出るまで10年放っておかれるんだぜ。やべえよ、このスタッフたち。
よびちゃん

よびちゃん