黒羊

アメリカン・ミーの黒羊のレビュー・感想・評価

アメリカン・ミー(1992年製作の映画)
3.5
アメリカンミー

最近ヤクザ邦画ばっかり観てたから、ここいらでちょっくら外画でほっこりしようかなーと思ったら…ボッコボコのアメリカヒスパニック網走番外地ギャングスタ刑務所ハードライフムービーでした…

1943年LA。ズートスーツ族と呼ばれるメキシコ系移民達は白人社会と対立していて、主人公サンタナの父は白人水兵にリンチに合い、母は暴行を受ける。サンタナもワルになり、2人の仲間と少年院から刑務所へ。そしてサンタナは刑務所内のメキシコ系組織のボスになり…

アメリカの刑務所ってホンマ凄いですね。
自由じゃないようで自由だったり…
そして白人系、黒人系、ヒスパニック系、その他など派閥に分かれていたり。小競り合いは日常茶飯事で。様々な映画でも描かれてますねぇ。

いつ見ても日本人に見えないケイリーヒロユキタガワも出てましたね!ひゃー怖い!

シャバに戻ってから、サンタナは初めて女性と踊る。女性の足を踏んでしまうが、女性は気にするな、中々上手いよと。
サンタナの初めての普通っぽい暮らしにほっこりしました。

劇中の時代に合わせたBGMが流れますね。
歩く洋楽博士なワテ(大ウソ)はスライのtake you higherが聴けてアガりました!

サンタナは初めて女性を抱く。しかしこのシーンのフラッシュバックが…男しかいない刑務所なので…初体験からずっとあっち穴やもんなぁ。なんてこったい。

ムショの中でもハードで、ムショを出てからも変わらず。しかし女性はサンタナに心を寄せ、諭すが…

暗闇から抜け出せない男の人生、そして負の連鎖が悲しい。
黒羊

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