猿山リム

CUBE NEXT キューブ・ネクストの猿山リムのレビュー・感想・評価

1.2
 先月本家のCUBEの日本版リメイクを鑑賞して・・・。
 そういえば、タイトルに釣られて・・・まず関係ないことは分っているけど買っちゃったDVDが何本も積まれているなぁ・・・と、思い出しちゃったので倉庫を漁ったら一本出てきたので鑑賞。

 原題は「INTELLECTUAL PROPERTY」で翻訳にかけたら「知的財産」とのこと。
 発明少年が様々な発明を積み上げるが、子供のうちにその権利を騙し取られ、無一文から究極の発明を完成させ・・・。
 基本構造は「アップタウン・ガールズ」に近い気もするが、自分の権利が奪われた悔しさは今作の法が大きいであろう。
 あ。勿論、本家「CUBE」とは何の関係もない。
 一応、主人公の究極の発明品が「キューブ」というので嘘ではない程度。

 この発明がなんだかよく分らない。
 や。徹底してなんだか分らないなら、そういう演出なんだと思えるけれど、ちょいちょい不思議映像が挟まれるので、この「不思議」が発明の作用なんだろうなと思ってしまうと、混乱の極み。
 勿論、わたしの理解力が足らなくて、解る人には解るのかもしれないけどね。
 その延長だと思うが、終盤から結末にかけてサッパリ意味不明。
 高尚な作品だったのかもしれないし、なんとなくそれっぽいシーンをたたみかけて、奥深い作品に見せかける発明だったのかもしれない。
 徹底して何も語らなかった方が、金もかからないし効果も大きかった気がしなくもないが、「不思議」シーンがあった方が、予算をぶんどれたのかもしれない。
 お金と発明の映画だから、これでいいのかもしれない。

 ・・・多分、同じぐらい関係ないけどタイトルが「CUBE」なDVDあと何本も買った記憶があるんだよなぁ。
 どこにしまったかサッパリ忘れたけど、探してまで観ようとは思わないけど、このタイミングで観ないと当分観ないんだけど、見なくても困らない気もする・・・けど・・・。
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