ちゃみろー

復讐のビッグガンのちゃみろーのレビュー・感想・評価

復讐のビッグガン(1986年製作の映画)
3.0
アフリカで引退生活を満喫していた元刑事が、愛娘を殺した自警団に復讐するためにフランスに舞い戻ってくるハードボイルド・アクション。当時50歳のドロン様が割れた腹筋を見せつけてくる。そして顔は真っ黒に焼けて松崎しげる状態である。そもそも娘は窃盗団の一味だったから事件に遭遇した訳で、いやそりゃ窃盗で殺されるのはおかしいのだが、何か違うよなーというモヤ感があって、どういうスタンスで見ればいいのかよくわからない。黒幕は他のキャラと存在感が全然違うので、出てきた瞬間にわかる。終盤は完全に狂ってる。この主役に比べれば、ダーティハリーはクリーンハリーに、ポール・カージーは理性的な善人にしか見えない。若いヴァンサン・ランドンが刑事役で出ているが、こいつがどうしようもない間抜けで、彼のキャリアの黒歴史と言えるだろう。何だかんだでツッコミ所満載なので、トンデモ映画として楽しめるのであればいいが、モラル面で問題がありすぎる。
2017.12.10 スターチャンネル(字幕)
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