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天才画家ダリ 愛と激情の青春のmamのネタバレレビュー・内容・結末

2.6

このレビューはネタバレを含みます

ダリの同性愛的嗜好は知らなかったので驚いた(妻いたし)。ダリが死の直前になってロルカとの思い出を語ったとの事。

サンフェルナンド美術学校時代の天才3人(画家ダリ、詩人・劇作家ロルカ、映画監督ルイス・ブニュエル)の出会いと別れの話。
タイトルこそダリだけど、38歳で悲劇的な死を遂げるロルカが主役のストーリー。

ブニュエルとダリの共作「アンダルシアの犬」もちょこっと楽しめる。
アイコンの髭に奇抜な言動のいわゆる"サルバドール・ダリ"が形成されたのはパリに行ってからのこと。
自らを天才と呼ぶ自信家ぶりは昔からあるものの、マドリード時代は言動も容姿も控えめな印象。(初めの登場のフリフリ、なんだあれ位で)
ダリのファシスト的思考がアンドレ・ブルトンの逆鱗に触れ、シュルレアリスト・グループから除名されていたのは知らなかった。

ダリ本人について知りたくて観たけれど、画家としてのダリが成功する過程が描かれていないので、全くもって物足りない内容だったな。

2022-91
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