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天才画家ダリ 愛と激情の青春のたむたむのレビュー・感想・評価

3.0
劇作家フェデリコ・ガルシア・ロルカの半生を、画家サルバドール・ダリや映画監督ルイス・ブニュエルとの交流を通して描いたドラマ。

劇中にはブニュエルとの共作『アンダルシアの犬』本編映像も、一部盛り込まれています。

学生時代からダリ大好きな私ですが、あんなに長い本名(サルバドール・ドミンゴ・フェリペ・ハシィント・ダリ・イ・ドミニク)だった事を、本作で初めて知りました……。wikiを調べてみるとキチンと記載してあり、ファン失格だなぁと感じた次第です;

さて本作。てっきりダリが主人公だと思って観たところ、彼の奇抜な感性や芸術性に触れるものではなく、主人公ロルカとダリの愛の形がテーマになっており、とにかく2人の熱いラブシーンが満載。。特別LGBTQに関して嫌悪感の無い私でも、やや胸焼けするほどw

パティンソンが全裸でヘア全開(局部は見えません)シーンにビックリ。『トワイライト』でブレイクする前にも、こんな身体張ってたんだと。

ロルカに扮したハビエル・ベルトランは、ご本人とかなり似てますね。ただ、ダリを演じたパティンソンに関しては正直イマイチ。まず体や輪郭の線が違う気がするし、これなら先日観た作品のエイドリアン・ブロディの方がハマる気がしました。

ダリのセクシュアリティに関しては専門家の間でも様々な意見があるようで、本作も仮説の一つなのでしょうが、個人的にはガラとのエピソードを主軸にした作品が観たかったかな。。
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