ぐみ

ウルトラマンサーガのぐみのネタバレレビュー・内容・結末

ウルトラマンサーガ(2012年製作の映画)
1.1

このレビューはネタバレを含みます

ウルトラマンに救われなくてウルトラマンをよく思わない人がいるっていう着眼点とか、「別に理由なんてねえよ!ずっと昔からそうやってきた!ただ、それだけのことだ!」とかはよかったと思う。第2世代ウルトラマンであるゼロにとって少なくともこの映画の時系列的なこと考えると地球にまだ思い入れはないはず。それでも、ウルトラマンが全宇宙の平和を守る使命を背負ったそういう生き物だから何の理由もなく「ただずっとそうしてきたから」ってだけで守ってくれる、そこにウルトラマンの尊さがあると思うからそれはよかった。ただそれ以外はな〜

キリないから特に嫌だった部分を書くけど、最後の方で秋元才加がサーガにメガフォン使ってなんか一丁前に指示出してるけどお前よりもよっぽど戦闘のことを熟知したヒーロー様にたかだか人間風情がエラそうに指示してんじゃねえよ何様のつもり??って思ったし、人間は守って貰ってる存在なの分かってる?変に話しかけて邪魔すんじゃねーよ気が散るだろ!!!としか思えなくてマジで不愉快だった。

DAIGOも嫌いではないが、ここまで演技下手なら映画の主演なんて仕事受けるのやめろよと思った。真面目なシーンでもふざけてるみたいでこれで主演やるってあまりにも無責任じゃない?自分の拙い演技のせいで作品の品質が下がるとか、これが歴史あるシリーズ物の一部として残るとかはどうでもいいという考えなのかなと思ってしまう。

はっきり言って映画館に観に行ってたらイライラして死んでたと思う

ていうか個人的には女の子のアイドルが喋り方男みたいなキャラとかヤンキーとかオラオラした役をやってるのが無理だからそれもキツかった。下手な演技で荒い言葉遣いして怒鳴ったりしてる様子が不良に憧れてる痛々しい中学生の考えたキレると怖い自分…っていう妄想みたいでサムいし共感羞恥になる。

当時経営が苦しく新規層獲得など考えて色々と試行錯誤した結果だろうからそれ自体をあまり悪くは言いたくないけど、ウルトラマンってコンテンツをもっと大切にしたキャスティングをしてほしかった。公開したらそれで終わりじゃなくて、シリーズの歴史の一部となることをちゃんと考えてのことなのか疑問に感じた。
ぐみ

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