カフカの物語とハネケの映像展開が絶妙にマッチしていて、未完の部分すらハネケっぽいと思わせる。ひたすら空回りして何にも到達できない主人公と、何にも到達させない小さなコミュニティには絶望感があって、映画…
>>続きを読むおそらくだけど、Kは城にたどり着くことなく生涯を終えそうだな
なにか明確な目標や目的があるにも関わらず、なんらかの弊害や巡り合わせ、そして決断の誤りでそれにたどりつけないのは世の常だよなぁって改め…
カフカ未完の小説「城」をミヒャエル・ハネケが映画化。
Kは吹雪の夜村にたどりつく。Kは城主に雇用された測量技師。Kは城のある山に通じているはずの道を歩き出すが、塔は遠ざかりもしないが、近づきもし…
【原作との違い】
フランツ・カフカの有名な長編小説『城』を、原作に忠実に映画化したと監督ハネケは称している。
しかし、今回DVDで鑑賞してみて、少なくとも2点は原作と違っているなと思った。
ひ…