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ギャングスターズ 明日へのタッチダウンのkuuのレビュー・感想・評価

3.8
『ギャングスターズ 明日へのタッチダウン』
原題 Gridiron Gang.
製作年 2006年。上映時間 125分。
アメフトを通じて不良少年たちを更生させようとする保護観察官の奮闘を、実話をもとに映画化。
監督は『ステート・オブ・グレース』『ウィズアウト・ユー』のフィル・ジョアノー。
ザ・ロック(ロック様)ことドウェイン・ジョンソンが主人公ショーンを熱演する。
余談ながら、作中、練習シーンでは、ドウェイン・ジョンソンがマイアミ・ハリケーンズ時代につけていた背番号94をつけ、大学時代のキャリアにオマージュを捧げている姿が見られます。

かつてアメフト選手として活躍していた保護観察官ショーンは、少年院を出所した若者たちの多くが再犯者となったり命を落としたりしている現実に虚しさを感じていた。
そこで彼は、更生プログラムにアメフトを取り入れ、スポーツを通じて少年たちに規律や責任感を教え込もうとするが。。。

今作品は善き映画でした。
受刑者たちやコーチがたくさんの教訓を与えてくれ、子供たちは、他人との付き合い方、尊敬の念、そして自分ができると信じることを決してあきらめないという教訓を学ぶ。
今作品が善かったのは、それが与えるメッセージにあり、より良くなるために、そして逆境を克服するために、常に闘っていることが描かれています。
それは誰もが学ぶべき人生の教訓であり、だからこそ今作品が好きです(ロック様作品でもあるしかな)。

物語の舞台は1988年のカリフォルニア。
ショーン(ドウェイン・ジョンソン)は主人公の一人。
彼は、子供たちが刑務所に入ることよりも大切なことがあるのだと気づかせてくれる重要な存在。ロジャー・ウェザーズ(マイケル・J・ペイガン)は、刑務所から抜け出すだけでなく、彼のいとこと一緒に、彼のギャングから抜け出すのに苦労している。
ウィリー・ウェザーズ(ジェイド・ヨーカー)とケルヴィン・オーエンス(デヴィッド・トマス)は、映画を通してトラブルを抱えている。
最終的に彼らは、ギャングであることよりもチームであることが重要であることを理解する。

ドウェイン・ジョンソンはこの映画で素晴らしい仕事をし、この映画の成功に重要な役割を果たしました。ショーン(ドウェインが演じたキャラクター)は、すべてを実現させる男です。彼はチームを立ち上げ、子供たちが成功し、彼らが始めた刑務所に逆戻りする可能性がないことを確認します。また、最終的に子どもたちが何かを得られるようにするためにも、彼は重要な役割を担っています。彼らが勝者であることを確認するのです。

今作品では、すべての登場人物がそれぞれの個性を持っているところが気に入っています。
それぞれの登場人物にバックストーリーがあり、それぞれの分野でどれだけ大変なのかを知っている。
ただ、個人的に望むほど長くはなかったことは残念かな。
物語を丁寧に描くには時間が足りなかったかな。
ただ、その時間でも、この物語からは、教訓を与えてくれます。
自分の人生に何が起ころうとも、悪いことを変え、良い方向に持っていくことは可能だということ。
また、何か楽しみや、目的からの目標があれば、それに向かって努力することができ、人生を素晴らしいものにすることができるということも教えてくれています。
善き作品でした。
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