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ステップファーザー 殺人鬼の棲む家のGreenTのレビュー・感想・評価

2.0
ニュージャージーとユタで、未亡人に取り入って再婚し、その後家族全員を惨殺して姿をくらますというシリアルキラーが出現する。

この男はオレゴンに出現し、ここでも離婚したばかりのスーザン(セーラ・ワード)とスーパーマーケットで知り合う。

・・・指輪はしているけど、実は奥さんと娘を交通事故で亡くして・・・

みたいな話にホロリと来たスーザンは落ちてしまう!!!

この男はデヴィッドと名乗り、スーザンは出逢って半年で婚約してしまう。スーザンにはローティーンの娘と息子がいるが、もう一人、高校のシニアで今ミリタリー・スクールに行っているマイケルという長男がいる。

ここが良くわかんないんだけど、マイケルは問題児なので、高校の途中でミリタリー・スクールに送られた?

なので、マイケルはミリタリー・スクールから帰ってきて初めてデヴィッドに会う。そもそも思春期の男の子はお母さんの再婚相手なんて気に入らないものだが、マイケルはデヴィッドに何か怪しいものを感じる・・・・。

まず、このマイケルを演じるペン・バッジリーってのが最近『YOU』というネフリ・シリーズで主役を張っていて良かったので観てみました。それと、コイツのガールフレンドを演じるのがアンバー・ハード!!!

やたらビキニのシーンが多いし、完全に "Eye Candy" として雇われているんだけど、あれは本人の意向なのか?つか、真面目に受け取られたい女優はあからさまに性的に描かれるキャラはお断りするけど、アンバー・ハードってそういうキャラ簡単に受けちゃう女優なんだろうな。

でもね、このアンバー・ハード悪くないんだよね。マイケルの幼馴染みで、普通の高校生。ちょっと『スパイダー・パニック!』の頃のスカーレット・ジョハンソンを彷彿とさせる。出番もセリフも多いし、この路線で頑張っていればそこそこ行けたかもしれないのになあ。

ちなみに、アンバー・ハードってジョニデ裁判のあとスペインで目撃されているじゃないですか?なんでもスペイン映画界に潜り込もうと画策しているらしい。

んでまあストーリーの方は、長男マイケルがデヴィッドはなんか怪しいと思い、マイケルとデヴィッドの間に緊張感が漂い、そしてマイケルはだんだんデヴィッドの本性を突き止めていき、だけどお母さんは信じてくれない・・・のようなハラハラドキドキになるハズなのだが、マイケルがデヴィッドのことを暴いていくのが全然先に進まなくてつまらない。

その間に、デヴィッドの方はだんだん本性を現してくる・・・んだけど、これがなあ。

向かいに住んでる猫屋敷の老女は、ネットの Most Wanted(指名手配)の人相書きでデヴィッドにそっくりな「ステップファーザー・シリアルキラー」を見つけ、スーザンに警告する。猫屋敷の老女は近所で噂好きと馬鹿にされているので、スーザンは信じないのだが、デヴィッドはこの老女を密かに殺す。

こういうB級スリラーって、なんで犯人に気づいた人は直接警察に行かないんだろう?って思ってたんだけど、この映画の基になった事件では、気付いた人は警察に行ったらしい。

でもそしたら10分で終わっちゃうもんね。

ちなみにこの映画はリメイクで、ご本家の方はB級ながらカルト・フォロワーがいるくらい面白いそうです。しかしこちらは上映時間100分なのに途中でやんなった。言及したように、マイケルがデヴィッドのこと発見するのがダラダラしていてつまらない。

あ、面白かったのは、リアルターやってるスーザンの妹が、どうもレズビアンで女性のパートナーと同棲しているようなんだけど、この件に関して全く説明がないこと。こういうサラッとした描き方でいいんですよ~って思った。
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