Mrsフロイ

ボイスメールのMrsフロイのレビュー・感想・評価

ボイスメール(2009年製作の映画)
2.9
「フォーンブース」「セルラー」の脚本家ということで期待しつつ鑑賞。

この映画では、「ボイスメール」は電話の留守電メッセージという事になっているが、はてそうだったかしらん。
相手が留守の時に着信した端末に録音する留守電機能とは違い、センターでメッセージを預かって指定されたメールアドレスに送ることが出来るのが「ボイスメール」ではなかったかなァ・・

ローテク婆さんなので確かなことは分からないが、この手の映画は普通は気付かない日常的な技術が、思いもかけない使い方をされたり、凶器に変身するところが醍醐味ではと思う。

何気なく入った電話ボックスに閉じ込められてしまったり、携帯にかかった間違い電話に応答してしまったりして、事件の真っただ中に放り込まれる。
そのあたりの期待には、正直あまり答えてくれない。



それよりも主人公の職業でもある映画の脚本執筆という虚構と現実の間で、事件が本当に起っているのか、はたまた誰かの妄想なのかに重点が置かれている。
それはそれで面白い設定と思うが、ここは「ボイスメール」なんだからこの技術を巧みにあるいは悪賢く、使い倒してほしかった!

とは言えスピード感溢れる展開に、週末の一時を楽しんだ。
Mrsフロイ

Mrsフロイ