トルーマンバロウズ

ライトニングのトルーマンバロウズのレビュー・感想・評価

ライトニング(2001年製作の映画)
3.3
舞台は鉄鋼で有名なミズーリ州ラトランド市、気象オタクのエリックは二つの巨大な暴風雨が街に接近していることに気づいた。
すぐに周りの大人たちに警告するが誰も見向きもしてくれない。
しかしエリックの予想は当たっており巨大な二つの暴風雨が合体してとてつもないパワーとなった嵐が街に直撃する‼︎‼︎‼︎

ブレイクする前のジェシー・アイゼンバーグが出演している巨大な嵐がとある田舎町を直撃するB級災害パニック映画‼︎
今作ではタイトルにもある通り災害映画にしては珍しく雷に主観が当てられていて雷によるパニック描写が満載でなかなか面白い作品になっていた。
雷が学校の中に侵入して学生たちを襲うシーンや雷が直撃する中を車で駆け抜けるシーンなどはなかなか迫力があり良かった。
またB級映画にしては脚本や設定が非常に丁寧に作られている印象を受けて、雷のCGは正直平凡なレベルだがそれをしっかりと補っている印象を受けた。
クライマックスの雷の解決方法もなかなか斬新で視覚的にも面白かった。
もう少し街を雷が破壊する描写があればかなり良かったと思うが、全体的には災害パニックの隠れた良作といった作品だった。